11/19不妊教室の多くのご質問を掲載しました
開催概要
- 開催日時
- 2023年11月19日(日)
- 開催場所
- Noah ART Clinic武蔵小杉(ノアアートクリニック)ロビー
- テーマ
- 幸せな未来のために ~妊娠成立のメカニズムと、不妊治療~
- 講師
- 当院統括医師 久慈直昭、培養室室長 川島 健一
第四回不妊教室を開催しました
11月19日(日)に第四回不妊教室を開催いたしました。
おかげさまで今回も20名の方にご参加いただきました。ありがとうございます。
また事前に満員になってしまったことで、参加できなかった方には申し訳ありません。
毎月一回の開催を続けて参りますので今後ぜひご参加いただければと思います。
今回も統括医師の久慈直昭と、培養室主任の川島健一によるセミナーとなりました。
- 第一部:久慈医師による「妊娠のメカニズムと不妊治療」
- 第二部:培養室長による「“不妊治療の要”培養室について」
久慈医師による説明はイラストが多用されていてとても分かりやすいです。
「精子と卵子の出会い」は人間のサイズに例えるなど、随所で例え話を交えた説明で理解しやすく、スタッフ自身が勉強になりました。
参加者の方もなるほど、といった様子で深く頷いていらっしゃったのが印象的でした。
今回いただいたご質問をご紹介します
今回もたくさんの方に様々な質問をいただきましたので、その質問をできるだけ詳しくご紹介して参ります。
Q:Noah ART Clinicの男性の検査はどのようなものがありますか?
A:当院においては精液の量や精子の濃度・運動率等の数値を調べる精液検査を行っております。
不妊の原因には DNA やホルモンが関係していることもあり、泌尿器科での治療をすることで不妊治療がうまくいくこともあるため、必要な場合には泌尿器科の専門医を紹介しております。
Q:体外受精の場合の通院日数やその時間について教えてください。
A:一般的なスケジュールとしては以下の通りとなります。
- 生理3日目〜4日目以内にご来院頂きます。(この時の来院で自宅で使用する内服薬、注射をお渡し)
自己注射をして頂くことで来院日数を少なくしています。 - 約1週間後に卵胞のチェックをします。
卵の育ち具合をみて継続するか採卵日を決めるかの検討を行います。 - 採卵当日:8:30 ご来院〜11:00ぐらいに終了 ※局所麻酔のみ ※歩いて帰宅可能
その日の処置件数にもよりますが11:00 頃には帰宅できる場合が多いです。
↓
↓培養室にてお預かりします。
↓ - 次の月に(希望であれば)胚移植を行います。
※移植の周期においてはホルモン調整により多少日数の調整が効くので、月経時の来院時に相談の上次回の来院日や移植日等を決定していきます。
Q:体外受精で同治療を立て続けに行っても大丈夫ですか?
A:基本は排卵→胚移植で一回としますが、採卵で卵子が採取できなかったり、凍結胚ができなかった場合は採卵を続けて行っても大丈夫です。
Q:ホルモンや卵管に問題がなく不妊の原因が不明であることは多いということでしたが、体外受精をする中で原因がわかることもありますか?
A:必ず原因が特定できるという訳ではないですが、卵胞の育ち具合などから原因を予測することはできます。
卵管等に問題があるとすると体外受精で成功しやすいですが、卵子や精子そのものに問題があるとすると体外受精でも難しいと思われるため、治療に時間を要します。
そういう経過を次の治療に活かして刺激法を変えるなどしていきます。
参加された皆さま、ありがとうございました。
不妊教室は毎月行なっています。ご興味のある方はぜひご予約ください。
不妊教室(妊活セミナー)のご案内 | Noah Art Clinic武蔵小杉(ノアアートクリニック)